2025年2月16日、王将戦七番勝負の第4局で、藤井聡太王将が永瀬拓矢九段に敗れました。
「読みをまとめることができなかった」と語る藤井王将に、いったい何が起きたのでしょうか?
勝利をつかんだ永瀬九段は、「辛抱が花開いた」と称賛される粘りの将棋でシリーズ初勝利を挙げました。
この記事では、対局の流れや勝敗を分けた一手、さらに「ひふみんEYE」こと加藤一二三九段の鋭い視点を交えながら、この名勝負を徹底解説します。
さらに、今後の王将戦の展望や第5局の注目ポイントもお届けしますので、ぜひ最後までお読みください!
藤井聡太 王将戦第4局で永瀬拓矢九段に敗れる
① 第74期王将戦第4局の概要と日程
② 対局の流れと勝敗を分けたポイント
③ 藤井聡太王将が語った敗因とは
④ 永瀬拓矢九段の勝因と粘りの棋風
加藤一二三九段が語る「ひふみんEYE」の視点
① 永瀬拓矢九段の「辛抱」の光った一局
② 「交通渋滞」と表現された藤井王将の攻め
③ 過去の藤井王将の先手番連勝記録が途絶える衝撃
今後の王将戦の行方と注目ポイント
① 第5局の日程と対局場所
② 藤井聡太王将の巻き返しへの意気込み
③ 永瀬拓矢九段が見据える王将初獲得の可能性
藤井聡太 王将戦第4局で永瀬拓矢九段に敗れる
藤井聡太王将が出場した第74期王将戦第4局について解説します。
① 第74期王将戦第4局の概要と日程
項目 | 内容 |
---|---|
対局名 | 第74期ALSOK杯王将戦 七番勝負 第4局 |
対局日 | 2025年2月15日・16日 |
対局場所 | 大阪府高槻市「山水館」 |
対局者 | 【王将】藤井聡太 vs 【挑戦者】永瀬拓矢九段 |
持ち時間 | 各8時間(2日制) |
対戦成績(第4局終了時) | 藤井聡太王将:3勝 永瀬拓矢九段:1勝 |
この一局は、藤井王将にとっては4連覇を懸けた大事な一局、永瀬九段にとっては後がない「カド番」の対局でした。
② 対局の流れと勝敗を分けたポイント
序盤は角換わりの戦型となり、互いに細かい駆け引きが続きました。
2日目に入り、藤井王将は飛車を切って攻める積極的な構想を選びますが、永瀬九段はその攻めを受け止め、辛抱強く対抗します。
勝負の分かれ目は93手目の「3四銀」。ここで藤井王将は42分もの長考をしましたが、読みの誤りにより後手の永瀬九段に反撃の糸口を許しました。
③ 藤井聡太王将が語った敗因とは
対局後の感想戦で、藤井王将は「局面自体は難しかったが、読みをまとめることができなかった」と悔しさをにじませました。
特に「3三歩」から「6二金」の順を軽視したことが、敗着となったことを率直に語っています。
④ 永瀬拓矢九段の勝因と粘りの棋風
永瀬九段は「どれだけ耐えられるかがポイントだった」と語り、その言葉通り、相手の攻めをしっかり受け止め、カウンターを決めました。
彼の「辛抱の将棋」が藤井王将を圧倒し、シリーズ初勝利をつかんだのです。私は、永瀬九段の粘り強さに本当に感動しました!✨
加藤一二三九段が語る「ひふみんEYE」の視点
藤井聡太王将の対局を見続けてきた加藤一二三九段の「ひふみんEYE」から、第4局を深掘りします。
① 永瀬拓矢九段の「辛抱」の光った一局
加藤九段は「永瀬九段の辛抱が花開いた一局」と絶賛しています。
攻め急がず、我慢の将棋を貫いた永瀬九段の姿勢は、対局を観戦していた私も胸が熱くなりました!🔥
② 「交通渋滞」と表現された藤井王将の攻め
藤井王将の攻めは、加藤九段いわく「交通渋滞」のように重くなり、攻めあぐねた結果、永瀬九段にペースを渡してしまったと評しています。
私も棋譜を見返しましたが、確かに藤井王将らしい鋭さが影を潜めていたように感じました…。
③ 過去の藤井王将の先手番連勝記録が途絶える衝撃
驚くべきは、藤井王将が先手番で築いていた「32連勝」の大記録が、この一局で止まったことです。
約3年7か月もの長期間にわたる連勝を止めたのが、後手番での永瀬九段というのもドラマチックですよね!
今後の王将戦の行方と注目ポイント
第4局を終えた王将戦の今後について見ていきましょう!
① 第5局の日程と対局場所
項目 | 内容 |
---|---|
対局日 | 2025年3月8日・9日 |
対局場所 | 埼玉県深谷市「旧渋沢邸 中の家」 |
対戦成績 | 藤井聡太王将:3勝 永瀬拓矢九段:1勝 |
次局は埼玉県深谷市で行われます。
② 藤井聡太王将の巻き返しへの意気込み
藤井王将は、「次は後手番なので大変な戦いになるが、良い将棋が指せるよう頑張りたい」とコメントしています。
ここからが藤井王将の真価の見せどころですね!私は、きっと巻き返してくれると信じています!🔥
③ 永瀬拓矢九段が見据える王将初獲得の可能性
シリーズ成績は依然として藤井王将が3勝1敗でリードしていますが、永瀬九段がこの勢いで連勝を重ねれば、一気にシリーズが混沌としそうです。
個人的には、粘りの将棋を続ける永瀬九段がどこまで藤井王将を追い詰めるのか、とても楽しみです!✨
まとめ
第74期王将戦第4局は、永瀬拓矢九段が藤井聡太王将に勝利し、シリーズ初白星を挙げました。
藤井王将は「読みをまとめることができなかった」と敗因を語り、勝敗を分けたのは終盤の「3四銀」からの展開でした。
加藤一二三九段は、「永瀬九段の辛抱が光った一局」と称賛し、藤井王将の攻めは「交通渋滞」状態だったと振り返っています。
現在、シリーズ成績は藤井王将が3勝1敗でリード。第5局は2025年3月8日・9日に埼玉県深谷市「旧渋沢邸 中の家」で行われます。
藤井王将の巻き返しなるか、永瀬九段が反撃の狼煙を上げるのか、注目の一戦ですね!
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